教育理念
「わかばで過ごす全ての時間が、
その子の生きる糧となるように」
わかば幼稚園では創立当初から掲げている保育方針があります。
明るい子ども
日々を明るく過ごすこと。当たり前のようでいて、なかなか難しいです。
自ら進んで物事に前向きに取り組んでいく姿。結果、様々な機会に恵まれ、その子自身の可能性が広がります。いつも明るく元気にいること。気分良く、楽しく過ごすこと。自分で自分の気持ちを上向きにし、自分の感情をコントロールできると視野が広がり、可能性が生まれ、多くの機会に恵まれます。そうしてどんどん成長してゆく機会を得られます。毎日をより良く生きることが、その子の人生を明るく照らしてゆくのです。
幼稚園はお子さんが出会う初めての小さな社会です。その中でお友達との会話や遊びが生まれます。お友達と楽しくいられる、何かあったら嬉しいと思える、自分の気持ちを素直に出せる。その子自身が自分の人生を肯定し、自分を尊重し、前向きに生き続ける基礎作りを目指します。
考える子ども
何かをする時、指示されたことをやるのは簡単です。これは大人も一緒ですね。しかし、それでは成長にはつながりません。自ら進んで考え、判断し行動することがその子を大きくするのです。言い方や振る舞い、物事に対する姿勢など、自身の責任のもとで取り組む。失敗も勿論あります。むしろどんどんしましょう。小さい集団の中で失敗をたくさんして、失敗を繰り返しながら修正をかけ、方法を模索し、学んでゆきます。
「人間は考える葦(あし=水辺に生える細く小さな植物)である」という言葉があります。17世紀の哲学者であるパスカルの言葉です。人間は葦のように小さくか弱いけれど、考えるという偉大な力を持っている。わかばでは「自分で考えること」を大切にしています。どうしたら自分がより良くいられるだろう、お友達と仲良くできるだろう、自分自身が楽しくいられるだろう。自分で考える癖をつけていきます。癖は習慣となり、行動になり、生きる指針となります。
我慢強い子ども
何か大変なことに出会った時、どうすればよいか。幼稚園では多くの「ちょっと大変」や「難しいこと」や「とても大変なこと」に出会います。それは体操着を着ることや、のりやはさみを使うこと、椅子に座って先生のお話を聞くことといった日常の行動です。体操の時間では、今までやったことのないことも行います。鉄棒で前回りしたり、跳び箱を乗り越えたり、年長さんになると台上前転も取り組みます。
簡単にできること、ちょっと大変なもの、ちょっと頑張りが必要なものなど、段階を踏んでその子の成長にふさわしい場面を経て、やり遂げ、達成することで、より良い成長が生まれます。難しいことに向き合い、取り組み続ける力は習慣なのです。わかばでは、この「我慢強さ」の習慣を育てます。我慢して、やり続ける。そして達成して得られる満足感を知り、それが成長の一助になる。しかしながら、達成が目的ではなく、我慢して取り組む力を身につけるのが一番の目的です。結果は後からついてきます。諦めないで取り組み続けたその過程こそが、その子にとって一番価値ある大切なことなのです。
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